リヤカー+バイクを持ちヒッチハイク成功?!
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福島県いわき市→南相馬市への移動について。
さてこの地図で推奨ルートとして示されている国道6号線!
googleは推奨しておりますが・・・
実は大熊町、双葉町、浪江町のあたりは通過することができません。
いや厳密にいうと、車は通過可能ですが、二輪車などの身体が屋外に触れる手段では通過できません。
福島第一原発が近いためです。
警備員の人たちは普通に生身で外にいるのに、二輪車は通行禁止という現地の人たちから見ても、何ともおかしなルールだそうです。
これほどの事故は想定していなかったため、法律の方が追いついていないとのこと。
しかしルールである以上従わなければなりません。
僕もこの区間がリヤカーで通過できないことは知っていました。
なのでとりあえず行けるとこまで行って、通行止めになったらそこで迂回路聞いて迂回すればいいや!・・・と思ってました。
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甘かった!
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もし普通に通過したら1時間の距離ですが、迂回すると7時間かかるという・・・
いやもうそれ迂回じゃなくて完全に違う街に向かう道やん!
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どーしようかな。
今日の目的地諦めて、いわき市に帰ろうかな。
7時間迂回してたら夜になってしまうから、一旦野宿して明日再出発しようかな。
まぁ・・どのみち今日中に目的地の南相馬市へ着くのは絶望的やな。
そんなことを考えて途方に暮れておりました。
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そこで何と奇跡が起こります!
途方に暮れてる僕の前に一台の車が!
窓が開き、声が聞こえます。
・・・
おじさま「兄ちゃん!通れずに困ってるんか?」
おじさま「よかったら乗ってくか?」
りょーや「エッ!いやでも僕このリヤカー持ってるので、さすがに積めないですよ」
おじさま「バイクとリヤカーって分離するんやろ?!」
りょーや「それは全然可能ですけど」
おじさま「じゃ多分大丈夫やろ!」
そう言っておもむろに車(ハイエース)の後部座席を取り外し始めるおじさん・・・
おじさま「俺は車の方を整えとくから、にいちゃんはリヤカー積める準備しといて!」
りょーや「あ、はい。・・・ありがとうございます」
僕に口答えする時間もないほどの電光石火の速さでリヤカーを積んでもらえることが決定しました!
本当にありがとうございます!
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とりあえず車に乗せる際、持ち上げなければならないため、リヤカーに積んでいたお酒類を一旦全部出し軽量化していきます。
さらには衣類なども取り出し、リヤカーをほぼ空の状態にします。
そうすることで何とかリヤカーを車に積むことに成功!
何とジャストサイズではありませんか。
本当に重ね重ねありがとうございます!
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そんなこんなで、この日本一周初のリヤカーを積み車での移動が開始!
おじさま「ところで目的地はどこよ?!」
りょーや「南相馬です。(心の声:そういや今更ですね!w)」
おじさま「じゃ一緒やな!」
何と諦めていた今日の目的地へ一気に車でワープできることが決定!
何という幸運!
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そんなこんなで道中いろんなお話を聞きました。
まずこの辺を走っている車の大半は原発関連の仕事をしている人で、僕を乗せてくれたおじさんもその内の一人だということ。
今も第一原発には常時8000人程度の人が出入りしながら廃炉に向けた取り組みをしているということ(内訳は東電社員2000人、その他関連企業6000人)
僕を乗せてくれたおじさんは東電の社員ではありませんが、原発の設計段階から携わっており、福島以外にも福井や海外でも原発設計をしてきた人。
そんなおじさんが語った言葉でとても印象的な言葉があります。
「原発事故の影響で町が一つ消えたんだ!」
「地図を開けば町の名前は書いてあるけど、そこに人が住んでいない。今後も住まないであろう場所はもはや町って言わない。」
「それだけのことがこの場所で起こったんだ」
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「俺たちみたいな原発で働く人間としては、この近くに住まなければならない」
「でも家族といえど、それを良く思わない人もいる」
「結局それが原因で離婚した夫婦だって何組もいる」
「それだけのことがこの場所で起こったんだ」
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「今福島のお米は放射線量を全量検査して合格したものだけ市場に流している」
「他の県では放射線の検査なんてほぼやっていない」
「何でか分かるか?」
「他の県でも基準の放射線量を上回ることがあるから」
「上回ってしまった時の対応が面倒だから検査をやってないんだ」
「つまりは全量検査している福島のお米は実は全国で一番安全なお米かもしれない」
「でも風評被害でなかなか売れない」
「それだけのことがこの場所で起こったんだ」
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おじさんの言葉の一言一言が、原発事故から遠くにいて実態を知らなかった僕の心に重く重く響いてきます。
「それだけのことがこの場所で起こったんだ」
これはしっかりと伝えなければいけない!
日本一周しながら自分にできることは、とにかくこのありのままの実態を!おじさんのような素敵な人の存在を伝えていくこと!
それが一つの使命なんじゃないかな。
そう思いました。
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「それだけのことがこの場所で起こったんだ」
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最後に、この原発事故について論ずるとき、東電を悪者にして語られることが多いですよね。
その決めつけはいかがなものか?というおじさんから聞いたお話を一つ
東電の吉田所長という英雄のお話を皆さんはご存知ですか?
(僕は知りませんでした!すいません。)
震災当時の福島第一原発の所長を務めていた人物で、それに伴い現場で対応指揮をとった人物だ。
僕はあまり原発のことは詳しくないですが、爆発を抑えるためにはとにかく炉心を冷やさなければならない。
冷やすために真水が使われるのですが、津波被害の影響で真水を循環させて冷やす機能が正常に作動していない。
そこで海水をくみ上げて冷やそうとしたが、それには実は「東電本部や内閣府の原子力対策本部の許可」が必要。
東電本部は海水注入はダメだと言ったが、吉田所長はそれを無視して「海水注入」を決行。
本部には「海水なんて使ってません。」とごまかしながら現場では海水注入を推し進めた人物だ。
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結果から考えてみれば、吉田所長のこの上司の命令を無視しての独断がなければ、東北・および関東圏も人が住めない地域になっただろうと言われている。
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果たして皆さんならこの英断ができるだろうか?!
サラリーマンとしては上司の命令は絶対であり、それに逆らおうなんて普通考えません。
それは僕もサラリーマンだったんで分かります。
それを震災当時の緊迫した状況下で判断できた吉田所長という人物は凄い人物です。
「出世」・「部下の命」・「保身」・「自分の命」・・・今まで見たこともない惨状を目の前にしていろんな考えが浮かんだと思います。
「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ」
踊る大捜査線での織田裕二の有名なセリフですが、まさにその通りですね。
現場での決定権というのが今後より問われる時代になって来るのかな?・・・なんて思います。
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まぁ何が言いたいかというと吉田所長という英雄がいたからこそ、今も東北には人が住んでおり、僕もこうして東北の大地を旅できている。
ということです。
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